2011/07/15

祖父の危篤

昨日(7/13)、母親から祖父が危篤だという連絡を受けて、会社の上司に相談して2日間の休みをもらって沖縄の実家に帰った。祖父は数週間前から病院に入院しては逃げ出すということを繰り返していたらしいのだが、遂に逃げ出す気力も体力もなくなるほど弱って寝たきりになっているらしい。幸い、来週の月曜日が休日なので5日間は沖縄に滞在できる。問題は飛行機の運賃だったが今年からスカイマークが中部-沖縄間でサービスを開始したため、前日予約にもかかわらず1万円台で沖縄の実家に帰ることができた。

俺がまだ小さかった頃両親は共働きで、学校から帰ると祖父母と一緒にテレビを観て過ごしていたので、多分、兄弟の中では一番おじいちゃんに可愛がられていたと思うし、俺も頑固で無口だけど一緒にテレビを見てくれるおじいちゃんのことが好きだった。年寄りながらも毎日畑仕事をしてエネルギーに満ちていた。俺が本州で働きに出る前も元気だったので、弱っている姿が想像できなかった。実際、宮古と東京に住んでいる姉は呼ばれていないようだったのでたいしたことはないだろうと思っていた。

沖縄に着いて飛行場からすぐに病院に向かって見舞いに行くと、考えていた以上に祖父が弱っていて声が出なかった。全身は黄色く、足はむくんで大きくなり、目はほとんど開かない。口には酸素マスクを付けてろくに喋ることもできず寝たきりで深い呼吸をさせられているだけの状態だった。俺が呼ばれた訳がようやくわかった。おじいちゃんの命はもう長くない。どうやら意識はあるようで、大声で話しかけると俺が来たことがわかったように手を上げた。無理して帰ってきて良かった。



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